カテゴリ:不動産売却動画 / 投稿日付:2023/06/16 13:52
売出価格
査定額と売出価格はどう違うの?
自宅の査定を依頼したら「査定価格」を提示されたのですが、
この金額で売り出ししないといけないのですか?
いえ、「査定価格」とは「売出価格」を決めるにあたって不動産会社が
アドバイスする価格なので、必ずしも査定価格で売り出す必要はありません。
「査定価格」と「売出価格」の違いって何ですか?
「査定価格」は、営業担当者が物件を評価し、
周辺の相場などをもとに適正と思われる価格を算出した価格です。
次に「売出価格」は不動産会社が出した査定価格を基に、
売主様の希望やご売却の理由、同一マンション内また同一エリア内の売出状況を
見て相談をして決める価格になります。
なるほど。
高く売るためには高めの「売出価格」を希望すればいいんですね。
いえ、査定価格を大きく上回る「売出価格」で売りに出されると、
売れるまでに長い期間を要し、結局査定金額を下回る額でしか
売れなかったというケースもあるので売却ご事情を踏まえて
「売出価格」を決定していただくのが良いかと思います。
売却理由によって「売出価格」も変わってくるんですね。
どのようなパターンがあるのですか?
例えば時間的余裕がある場合、購入希望者をゆっくり待つ余裕がありますので、
ご自身が希望する「売却希望価格」を「売出価格」としてそのまま設定し、
その価格で購入してくれる買主を待つこともできます。
なので、極論を言えば、査定価格が4,000万円だったとしても、
売出価格を5,000万円に設定することも可能です。
ただ査定価格は、不動産会社が持つ独自のデータを踏まえ、
プロの目で判断・分析して算出している価格となりますので、
「査定価格」からあまりにもかけ離れた「売出価格」となってしまうと
先ほどもお伝えしたように最終的に査定金額を
下回る金額でしか売れないというケースも考えられます。
そのため、時間的余裕がある場合でも、査定価格をベースに
不動産会社のアドバイスを踏まえた「売出価格」を設定する事がおすすめです。
反対に時間に余裕がない場合はどうすれば良いですか?
例えば相続税の納付期限が決まっている場合や
買い替えで購入する物件が先に先に決まっている場合などは
売却期間に余裕がないため早期に不動産を売却して現金化しなければなりません。
そのため、不動産仲介業者が提示した査定額を「売出価格」として設定し、
売却不動産への問い合わせ状況やご内覧頂いた購入検討者の状況を見ながら、
段階的に「売出価格」を下げていくことで、売却期限までに間に合わせることが
できます。
どちらも営業担当者とよく相談する事が大切ですね。
そうですね。売却理由は人によって様々で、
その理由に合わせて「売出価格」を設定することが大切です。
不動産の市場相場からかけ離れた「売出価格」に設定してしまう事で
取引が成立するまでに長期間かかり、売却スケジュールが遅れてしまう事や
希望売却価格を大幅に下回った価格での売却になってしまうことは
避けなければなりません。
そのためにも適正な「売却査定額」が提案できる不動産仲介業者選びが重要です。
なるほど、わかりました。
ありがとうございました。
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